男性特有の「出にくい」症状改善にノコギリヤシ

男性が年を重ねるにつれ、気になってくる症状の一つに「尿が若いころと比べて出にくい。」というのがあります。こうした症状の多くは前立腺肥大が原因です。前立腺肥大症による尿の症状を、改善する効果が期待できる自然食品としてノコギリヤシがあります。

前立腺は正常の状態では栗の実程度の大きさです。これが年齢とともに大きくなってくることで尿が出にくくなる症状が出てきます。ヨーロッパでノコギリヤシ抽出エキスは、前立腺肥大症による排尿症状に対して効果があり、また安全性も高いということで医療の現場で広く使われています。

「出にくい」の理由、前立腺肥大症とは

男性には尿の通り道である尿道を取り巻くように、前立腺という臓器があります。これが年齢とともに大きくなってくると、尿の通り道を圧迫して狭くしてしまいます。このため尿が出にくいという症状が出てきます。悪化すると尿が完全に出なくなることもあります。50歳以上の男性に多い良性の疾患で、組織学的な前立腺肥大は30代で始まり、50歳で30%、60歳で60%、70歳で80%、80歳では90%にみられます。尿の出にくさの他に、頻尿や尿漏れといった症状を起こすことがあります。

ノコギリヤシの前立腺肥大症に対する効果

ノコギリヤシの前立腺肥大症に対する効果としては、畜尿症状や尿の勢いが改善されたという報告がされています。その作用機序はまだはっきりわかっていませんが、下記に挙げたような様々なノコギリヤシの特性が実験でわかってきており、こういった多様な効果が関係して前立腺肥大の症状を改善すると考えられています。

ジヒドロテストステロンの働きを阻害する

前立腺肥大症の原因に関連していると考えられている、ジヒドロテストステロン(以下、DHT)という男性ホルモンの一種が、アンドロゲン受容体に結合するのを防ぎます。ホルモンは受容体と結合しないと効果を発揮できないため、ノコギリヤシのこの働きによって、ジヒドロテストステロンが作用できなくなると考えられます。

前立腺の細胞増殖を防ぐ

前立腺肥大症というのは前立腺の細胞が増えることで起こります。DHTは前立腺や前立腺上皮の成長を促す作用があり、これが前立腺肥大に繋がります。ノコギリヤシの成分は、このDHTの生成自体を減らすことで、前立腺肥大を食い止め、自然な細胞死を促します。それによって、前立腺の細胞が増えるのを防ぐ効果があると考えられます。

前立腺の炎症を抑える

前立腺の炎症も、前立腺の細胞が増えることに大きく関与していますが、この炎症を抑える効果もノコギリヤシには期待できます。

排尿に関与する受容体に作用する

動物を使った実験では前立腺収縮に関与するα1受容体や、膀胱の収縮に関与するムスカリン受容体に対する効果も見られています。α1受容体を阻害すると、前立腺が収縮し、尿道が広がります。また、ムスカリン受容体を阻害すると、膀胱の平滑筋に作用して、排尿の間隔が長くなります。

このように、まだ研究段階ではあるもののノコギリヤシには多様な前立腺肥大に対する効果があり、海外では多くの患者さんが排尿症状の改善を期待して、このノコギリヤシを服用しています。最近、出にくさが気になってきたと思われる方には、まずノコギリヤシの効果を試してみるのもおすすめです。

(参考)
ノコギリヤシと前立腺肥大の関係
http://www.libertine.jp/zennritusenn.html

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